食料の安定供給に不安

2018年10月9日、株式会社スプレッド(以下、スプレッド)、西日本電信電話株式会社(以下、NTT西日本)は、植物工場におけるIoT・AI活用についての共同実験(以下、同実験)を開始したと発表した。

農業従事者の不足や世界的な人口増加による食糧不足、異常気象や水不足による収量の不安定化によって、食料の安定供給に不安がある。また、農薬の過剰な使用による環境面や人体への影響も懸念されている。

これらの課題を解決するための新たな農業形態のひとつとして、人工光型植物工場が注目されており、スプレッドは2007年から大規模な植物工場での生産に着手し、独自の栽培技術や生産管理技術を確立して、黒字化を達成している。

さらに、生産工程の自動化とランニングコストの低減を進めて、次世代型農業生産システムを開発し、2018年秋には、京都府木津川市において第一工場である「テクノファームけいはんな」を稼働する。

一方、NTT西日本は、ICTを活用して、地方創生・社会インフラの維持や、農林水産業の活性化などに取り組んでおり、農業分野では、LPWAを用いた水田の水位管理や、トマトの生育に関わる環境最適化の実験等を通じてノウハウを蓄積してきた。

共同実験の概要

同共同実験では、スプレッドの人工光型大規模植物工場「テクノファームけいはんな」において、AIを活用した環境制御を実現するために、温湿度や養液といった、植物の生育に必要な要素について、自動で最適解を導き出す人工知能(AI)を開発する。

同共同実験において、スプレッドは、データを収集し蓄積環境を提供して、解析結果を評価する。

また、NTT西日本は、収集・蓄積データを解析して最適環境を算出し、AIを活用した解析プラットフォームを構築するとともに、解析結果を評価する。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

NTT西日本 ニュースリリース
https://www.ntt-west.co.jp/news/1810/181009a.html