プラスチックの代替素材として注目を集めている新素材「LIMEX」

2018年11月15日、株式会社TBM(以下、TBM)は、伊藤忠商事株式会社、ゴールドマン・サックス、新生企業投資株式会社、大日本印刷株式会社、ディップ株式会社、凸版印刷株式会社、フランスベッドホールディングス株式会社、三菱鉛筆株式会社に対して、総額31.2億円の第三者割当増資(以下、同増資)を実施したと発表した。

持続可能な開発目標(SDGs)やプラスチック問題の課題解決に向けて、企業の環境問題への配慮や対応が求められているなかで、TBMは、経済産業省の支援を受けて、2015年に新素材LIMEX(以下、同新素材)を生産する第1号プラントを宮城県白石市に完成させた。

同新素材は、炭酸カルシウムを50%以上含む、無機フィラー分散系の複合材料であり、紙やプラスチックの代替として期待されており、単価の安い石灰石を主原料とすることで価格競争力を有する。

なお、普通紙1トン生産する場合、樹木を約20本、水を約100トン使うが、同新素材は、原料に木や水を使用せず、石灰石0.6~0.8トンとポリオレフィン約0.2~0.4トンから紙代替製品(LIMEXシート)を1トン生産できる。

また、従来のプラスチックの原料は、石油由来樹脂100%であるが、同新素材では、主原料が石灰石であるため、石油由来樹脂の使用量を大きく削減できる。

さらに、同新素材は、石灰石を主原料として、石油由来樹脂とともに構成されているが、石油由来樹脂を100%バイオ由来で、生分解性の素材に置きかえた生分解性素材の検討を開始した。

資金調達の概要

同増資により、国内での生産量拡大および商品競争力強化のための量産工場(多賀城工場、2020年竣工予定)を立ち上げ、海外での事業展開を加速するためのマーケティング・人材採用・研究開発や共同開発に対する積極的な投資を実施する。

また、割当先の事業会社各社と連携することでシナジーを創出し、同新素材製品の共同開発やマーケティング、および海外展開における連携を図る。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

TBM プレスリリース
https://tb-m.com/