知らないでは済まされない!人事が知っておくべき勤怠管理に関する用語と意味

勤怠管理は、従業員の労働時間に関すること、労働日数に関すること、休暇に関することなど、従業員の就業に関する状況を正確に把握することを指します。

勤怠管理に関する用語は、勤怠管理を任される人事担当者だけではなく、社会人として知っておきたい最低限の知識です。正しい意味を知っておけばトラブルに遭遇しても適切な対処ができます。人事に関する仕事をしている人に関わらず参考にしてみてください。

従業員が会社に来てから帰るまでの就業時間の管理、定時を過ぎての就業に関する時間外労働の管理、有給に関する管理を従業員ごとに記録し、確認することが過重労働の早期の発見や、防止につながります。また、これらは従業員の健康維持、企業の法令遵守にもつながります。

勤怠管理は企業の義務であり、労働基準法でもしっかりと定められています。従業員の働きすぎを早期に発見し、負担を軽減する勤怠管理は重要な役割を担っています。今回はその勤怠管理の中でも基本的な用語の意味を説明します。

出社・出勤・退社・退勤の違い

まずは、基本的な出社、出勤、退社、退勤の違いです。普段何気なく使われる用語ですが、その意味を間違って使っているとトラブルの元となります。人事担当者に限らず社会人としてきちんと理解しておきたい用語です。

出社は、自分が在籍する会社や事務所に到着した時刻をいいます。出社の反対の用語は退社です。退社とは、自分が在籍する会社や事務所を出た時刻をいいます。ここで注意したいのは、出社も退社も会社に足を踏み入れた、もしくは会社から出た時間であって、実際の勤務を始めた、終えた時間ではありません。

退社を会話で使用する場合、注意する点があります。退社は会社を出たことを意味しますが、もう1つの意味として退職した時にも用いられます。会社を出たという意味で使用したい時は「○○は△時に退社しました」などというと誤解が生じにくくなります。

会社に足を踏み入れた時間、会社を出た時間を出社、退社ということが分かりました。この出社と退社には賃金は発生しません。実際に勤務をして賃金が発生する開始時間を出勤、勤務を終える時間を退勤といいます。

労働時間に関する用語の意味

実際に勤務をしている労働時間も、実労働時間、時間外労働時間、深夜労働時間、休日労働時間、など細かく用語を分類することができます。

実労働時間は、休憩を含まない会社が定めた労働時間と、残業を含めた実際に労働を行った全ての合計時間です。時間外労働時間は、会社で定めた労働時間や労働基準法、労使協定で定められた時間を超えて行う労働をいいます。

深夜労働時間は、午後10時~翌朝午前5時までに行われた労働をいいます。休日労働時間は、法律で定められた休日に労働を行うことや、1週間に1日、または4週間の内に4日の休日を確保できずに行う労働をいいます。

労働日数に関する用語の意味

労働日数に関する用語にも出勤日数、欠勤日数、休日出勤日数、有休日数、有休残日数などと分類でき、それぞれ意味を持ちます。

出勤日数は、1か月あたり実際に勤務した実労働日数をいいます。反対に欠勤日数は本来ならば出勤しなければならない日に休んだ1か月あたりの日数をいいます。欠勤の場合は無給の休みとなります。休日労働した1か月あたりの日数を休日出勤日数といいます。

本来ならば出勤しなければならない日に関わらず、有給を申請して取得した休日を有給休暇といい、1か月あたり有休を取得した日を有休日数といいます。有休残日数は年度内に与えられている未消化の有給休暇をあらわします。

人事担当者も人事担当者でなくても社会人として正しくに勤怠管理に関する用語を知っておき、誤解のない環境を作って行きたいですね。

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