勤怠管理を曖昧にしていると起こる問題点とは?

勤怠管理とは、企業の従業員の出退勤時刻や有給休暇などの取得状況を把握することで、法令や就業規則に沿った働き方ができているかを管理することです。

従業員の勤怠情報を、企業や責任者が曖昧にせず正確に把握することで、人材を適切な部署へ配置できたり、労働生産性が向上したりします。

具体的に勤怠管理で把握する内容とは、出退勤時間の把握とそこから計算される労働時間、時間外労働と呼ばれる残業時間の把握、深夜労働時間、休日労働時間、出欠勤日数、有給休かの取得と残日数の把握などがあります。

勤怠管理を曖昧にしていると、労働基準法に違反する恐れもあります。厚生労働省は、労働者の働き過ぎを抑制するため労働時間の削減を進めています。

労働基準法には「36(サブロク)協定」や「ブラック企業対策」、「年次有給休暇の取得義務化」などがあり、高い頻度で改正もされています。これら労働基準法の施行背景には残業代の未払い問題、思うように休暇がとれず健康管理が曖昧になり過労死などにつながった社会背景の影響があります。

企業側に起こる問題とは?

勤怠管理を曖昧にしていると起こる問題として、企業側で考えられることは残業を多くさせすぎてしまう過重労働や、従業員の健康管理をしっかりと行えない点があげられます。

残業を多くさせすぎてしまう過重労働は、とくにサービス残業の場合裁判にまで発展しかねません。残業代が未払いの裁判になると企業側は不利になる場合が多くあります。勤怠管理を曖昧にせず日頃から従業員の勤怠管理をしっかりと行い正確に記録に残すことが重要になります。

また厚生労働省は2015年5月からブラック企業に対する対策をはじめ、是正勧告を受けた悪質な企業については、社名を発表することにしました。

勤怠管理を曖昧にしてると、従業員の過重労働となり、従業員の健康管理もおろそかになってしまいます。労働基準法も年次有給休暇の取得を義務化する動きがあるため、企業としても勤怠管理で従業員の健康管理を行う必要が出てきます。

それぞれの問題を解決するために企業側は、今以上に従業員1人1人の労働時間を管理する必要が出てきます。勤怠管理を任される従業員の負担も減らす必要があるため、より効率よく勤怠管理を行える環境作りも大切になってきます。

従業員側に起こる問題とは?

勤怠管理をきっちりしている企業でも、そのやり方に問題があると従業員の負担は増え、その問題が隠されてしまう恐れもあります。考えられる問題としてあげられるのは以下の通りです。

まずは、定時にタイムカードや勤怠システムに記録をするにも関わらずその後は残ってサービス残業をすることです。残業をつけ辛く従業員自らそのような行動をする場合もありますが、ひどい場合だと上司の指示によってタイムカードや勤怠システムを定時に打刻させる場合もあります。

次に考えられる問題は、従業員が仕事を家に持ち帰ることです。これもサービス残業の部類に入ります。セキュリティー面でも危険性が高い仕事の持ち帰りは、企業にとってもリスクの高い問題となります。

始業前の出勤が勤務時間に参入されない、15分未満の勤務時間がカウントされないなどの問題もあります。残業代は終業時間に目が向けられがちですが、早朝出勤や15分未満の勤務時間カットは給与に反映されない問題があります。

勤怠管理を徹底し、企業も従業員も適切な労働時間で働ける環境を作ることは、無意味な残業の抑制や従業員、管理責任者双方の適切な健康管理にもつながります。その企業にあった勤怠管理システムを導入することで課題解決の道は開かれるはずです。

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