高所作業での人的安全を確保し、点検時間・人件費を削減

2019年3月27日、テラドローン株式会社は、ドローンを利用して鉄塔・煙突・橋梁等の建造物を点検するサービス「Terra Inspection」(以下、同サービス)の提供を開始したと発表した。

従来は、1つの鉄塔を点検するために、4~5名の作業員で終日作業する必要があった。

同サービスを導入することで、作業員が2名で済み、点検時間が30分程度と大幅に短縮されるため、人件費の削減が図られるうえに、高所作業がなくなるために人的安全が確保されるとのこと。

建造物トータル点検サービス「Terra Inspection」の概要

手動のドローン操作では、高度やドローンの向きを調整しながら飛行するため、鉄塔に衝突する危険を伴うことが課題であった。

一方、同サービスでは、鉄塔・煙突・橋梁等の点検ポイントを指定すると、ドローンが対象物との衝突を回避して自立航行する経路の緯度・経度・高度・ジンバル角度を自動で算出する。

さらに、データ管理やレポート作成まで行うので、より計画的で安全なドローン点検が可能となる。

また、鉄塔建造物の腐食状況の点検では、従来は熟練作業員が目視でレベル評価し、交換等の対応を行っていた。

同サービスでは、取得した錆のデータを、下地に影響が出るレベルか否かで甲乙丙の3段階で自動評価するため、塗装や部材交換が必要な部分を判別できるようになった。

さらに、ボルト・ナットのゆるみ点検においては、従来は特殊塗料でマーキングして判別していたが、株式会社内村は、ドローンによる点検に適したスマートボルト(以下、同ボルト)を新たに開発した。

同ボルトは、一部を大きく突出させたフランジのある特殊な形状で、ドローンで撮影されたデータから仮想にマーキングし、3次元位置情報、ネジの向き・方位などを収集して、回転のずれを画像認識できる。

(画像はニュースリリースより)

▼外部リンク

テラドローン ニュースリリース
https://www.terra-drone.net/blog/page-5921/